中年男子へのピラティスの勧め

中年男子へのピラティスの勧め

筆者は悪性リンパ腫に罹患し背骨に腫瘍が飛び、圧迫骨折を起こしました。
(プロフィール記事参照)↓↓

癌サバイバーべやっち自己紹介

 

腰椎の下から5番目の左半分が溶けて無くなった状態となり、背が1.6cm縮んだ。その周辺の骨と筋肉が動きにくくなり、リハビリ方法としてピラティスを選択しています。

この「ピラティス」というライフスタイルというか趣味は中年男子に結構お勧めできるなと思って記事を書きます。べやっちのお勧め度は★★★★☆です。

ピラティスをお勧めする理由

べやっちが中年男子にピラティスをお勧めする理由は以下の4つです。

①中年男子は解糖系(無酸素系)に加えてミトコンドリア系(有酸素系)の運動を取り入れていった方が良い(しいてはそれが病などの予防になる)

②PC仕事や経年劣化により中年男子はアライメント(姿勢)が崩れてくる。その矯正にはピラティスがピッタリである。

③自分の身体の癖を学ぶ過程で身体の仕組み、動かし方について確実に詳しくなる。ピラティスをする事で特定のスポーツが出来るようになったりはしないが改善のきっかけにはなる。

④ピラティスは女子人口が多い。かつピラティスをしている事の女子ウケは割と良い!

以下順番に説明します。

中年男子は解糖系優位からミトコンドリア系優位への変わる境目

最近面白い本を読みました。安保徹という医学博士が書かれた「人が病気になるだった2つの原因」という本です。

人間のエネルギーを生み出す仕組みは解糖系とミトコンドリア系があり、幼少期は解糖系優位なのですが歳を取ってくると無理が効かなくなりミトコンドリア系優位となるそうです。

その変り目に昔の名残で解糖系優位な動きばかりしてしまうと「低酸素、低体温」の状態を作り出し癌になりやすくなったりするそうです。

中年男子はまだまだバリバリ働きざかりですしストレスも溜まり、交感神経優位に働きがちです。筆者の場合は加えてダンス、ブラジリアン柔術とさらに身体を酷使した状態になってました。それが大病を引き起こす要因となったのかもしれません。

また深い呼吸を深めるデバイスとしてはApple Watchがお勧めです。
一日に数回深呼吸を促してくるアプリがデフォルトで入ってますし、Apple Watch Series 6は血中酸素濃度を測ってくれますので現状把握に良いと思ってます。

睡眠改善はウェアラブルデバイスを使用しよう(Apple Watchがお勧め)

骨の健康はなえがしろにされがち(姿勢)

人間の年齢って何処に出るのでしょうか?いつまでも若々しくある為には何に気をつけるべきでしょうか?

1つの答えは姿勢だと思います。

下記左のような図のような人を見る事はありますよね?
イケメンで中身があっても魅力は半減すると思います。
筆者はジムで図のような年輩が筋トレしている人を見た時「まずはマシーン使っての筋トレより姿勢を矯正したほうが良いのになあ」といつも思います。

 

そもそも背骨の健康はなえがしろにされがちです。
筆者でダンスをしている50代の男性の知り合いがいるのだが曰く
「50代になったら筋肉でなく骨が硬くなってくる。」そうです。

歳を取ると身体がある程度硬くなっていくのは避けられません。それは身体組織のコラーゲン繊維が劣化していくからです。
だがそれに抗う方法は幾つかあってそれの一つがピラティスです。背骨や肩甲骨や骨盤などをインバーマッスルを動かしていく。我々の身体は動く事によって栄養が入っていく。微細部分に栄養が入る事によって柔らかく強く組織が保たれるのです。

我々が背骨を大事にしなければいけない理由がもう一つある。上記の図を見てわかるように脳幹から各部位への神経経路は必ず背骨を通る。背骨の動きが悪いという事は身体各器官の神経を圧迫する事になる事になりかねない。筆者も背骨骨折をそのままにしていたら半身不随になる可能性はありました。

勿論腕の良い整体の先生に矯正してもらえば一時的には改善するかもしれませんが身体の動かし方の癖の改善や自力で整える方法を学ばなければいつまでたっても根本解決にならないでしょう。

ピラティスのレッスンを受けてみて

ピラティスのレッスンを受けるとかなり足と足の間隔、角度、姿勢など細かい所まで先生のチェック指導が入るのがわかります。ヨガのレッスンを受けた時はそのようなチェックを受けた事がない。要はそういった細かい部分を一つ間違えば活性化させたい筋肉が働かないからだそうです。

プライベートレッスンというマンツーマンレッスンがあるのもピラティスの特徴です。プライベートレッスンではリフォーマーという器具を使って行っています。プライベートではグループでは先生がチェックしきれていない部分もかなりカバーしてくれる為、初心者には向いていると言えるでしょう。

先生がプライベートレッスン受講を熱心に勧めてくれるのを金額が高いのもあり尻込みしていたが受講して凄く良さがわかりました。

後ピラティスの先生は骨、筋肉の動きなどの解剖学に明るいのでプライベートレッスンを受けながら筋肉の働きや効果について質問する事によって身体の仕組みについて詳しくなれるという醍醐味もある。それがピラティスを中年男子に勧める3番目の理由です。

ピラティスとヨガの違いは?その効果は?

ピラティスとヨガの違いは?というのは本当に良くある一般的な質問である。蛇足ではあるが以下にまとめます。

まず呼吸の仕方が違う

ヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸。腹式呼吸は副交感神経優位になり身体をリラックスさせる。胸式呼吸は交感神経優位となり身体を活性化させる。

ヨガは静、ピラティスは動

ヨガは複雑なアーサナというポーズを取りながらもリラックスさせる事を目指す、ピラティスはインナーマッスルを動かし鍛える事により身体を活性化、アライメントを改善していく。ピラティスは世にあるコアトレーニングにかなり近い。

目的によって手段は変えたい。自分のような癌患者が動きが悪くなった筋肉を活性化させたいリハビリ目的で通うならピラティスの方が良いのでは、又3ケ月経ってその判断は間違っていなかったと感じている。激務で心が疲れたサラリーマンならピラティスよりヨガの方が良いかもしれないと思ったりします。

  ヨガ ピラティス
発祥地 インド ドイツ
起源 BC3000年 1920年代
呼吸 腹式呼吸(副交感神経優位) 胸式呼吸(交感神経優位)
狙い アーサナというポーズを取る事の精神安定化 コアの強化、安定化、活性化
傾向 若干宗教色、精神世界が入りがち 解剖学から見た科学的トレーニング
対象 心が疲れたサラリーマン向け リハビリからの回復
ヨガとピラティスの違い

最後にまとめ

筆者は中年男子には筋トレやトライアスロンなどの激しいスポーツに加えて、ヨガやピラティスのような有酸素運動する事が免疫的にも良いし大病の予防にもなり、良い健康投資になるんじゃないかと思って記事を書きました。

女子も多いので自分とは違った世界の人と知り合う良いキッカケにもなるんじゃないかと思います。

 

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