癌サバイバーべやっち自己紹介

自己紹介

はじめまして、癌サバイバー&ダンサーのべやっちです。

職業は化学系のエンジニアで働く傍らダンサーとして
活動したり海外へ冒険気味の旅行へ行ったり、

もうそれは自他ともに健康体の人間でした。

2020年悪性リンパ腫(ステージ4)という血液癌に罹患し、
健康について深く考えるようになりました。

原因には結果があります。
健康体と自他ともに認めていた自分は今までの生き方を否定された思いでした。

健康が如何に自分のパフォーマンスを下げていたかを知りましたし、病気がここまで深刻な状態になるまで気づかなかった自分の鈍感さをも反省しました。また死ぬ事に一歩近づいた事により「生かされているという事が当たり前でない事」にも気づけました。

べやっちの闘病記はコチラ

老いも若きも健康についてマジ真剣に考え治した方が良い

「健康は大事」と言いながらも

①自分はまだまだ若いしと思っている人
②自分は身体を鍛えていて痩せているし大丈夫と思っている人
③病気になったら治せば良いでしょ(最新医療で癌などは早期発見できる)と思っている人

殆どの人がそうだと思います。今回の病気に罹患するまでそう思ってました。

でも結果から言うと違っていました。甘かったです。それを自分の経験を踏まえてお話します。

 

闘病生活について

自分のかかった癌罹患した経緯についてお話したいと思います。

私は2019年の年末に悪性リンパ腫ステージ4と診断されました。

少し前から異変はありました。腰痛の治りが遅かったり、急激な体重減少があったりスタミナ切れを起こしやすくなっていました。9月頃から漠然とした不調は続き、趣味のダンスやブラジリアン柔術も出来ない日が続いてました。

健康には人一倍気を使っていたつもりでした。筋トレやダンス&サーフィンで身体を鍛える事、タンパク質メインで偏食もなし、心のストレスも極力かからない生活を選んでました。体脂肪も確か14%くらいでした。

生活習慣病とは無縁で会社の健康診断で引っかかる事もなく自他ともに健康優良児であり癌家系ですらなかったです。入院すらした事がなかったです。歳も40代半ばで癌にかかる事を心配する歳でもなかったです。

異常が出た時も「ちょっと歳なのかな?」くらいの思いでした。癌は初期の段階ではほぼ自覚症状がないのです。状態が悪くなってきてどうにも変だと思って精密検査を受けてみると相当癌が進行していたのです。

癌の早期発見が難しい事が分かってもらえたと思います。あと鍛えている=健康というのも必ずしも言えない事が分かってもらえたと思います。

 

異次元の痛みと治療の長さに耐え抜く日々

癌治療は全て抗がん剤による治療でした。

癌細胞は正常な人間でも5000個発生するのですが免疫が正常に保たれていれば癌細胞が増殖する事はないのですが、その免疫系が何かのストレスで異常が起こると一気に癌細胞は増殖する。

抗がん剤はその細胞が分裂・増殖するのを止める薬ですがその代償に正常な細胞も薬で攻撃する事になります。

だって癌細胞とはいえ元々自分の細胞なのですから。

「毒を以て毒を制す」「肉を切らせて骨を断つ」これが抗がん剤治療の本質なのです。
自分の感じた副作用は腹・背中への何週間にもわたる抉るような痛み。膝が曲がらなくなりいつの間にか歩けなくなりました。癌が背骨に浸潤し圧迫骨折も起こしました。

全てが非日常で異次元のトリップでした。見るのと聞くのでは大違いです。

 

圧迫骨折を起こした筆者の背中

病気に罹患し、身体がボロボロになりつつも精神は持ちこたえていたと思います。
しかしそれでも精神的に追い詰められる事もあった。

そんな時に支えになったのは世界中にいる今現時点ではSNSで繋がっている友達の励ましの言葉と過去何かにチャレンジした自分自身の経験でした。

一番抗がん剤副作用がきつく痛みで夜殆ど寝なかった日が続いた時、心に思い出されてのは高山病にかかりながらもアフリカ最高峰キリマンジェロ(5895m)を登り切った経験だったりしました。

そして何とか寛解しました、あの異変から一年が経過していました。

 

これからは第二の人生だ。

死ぬ事は無かった。
けど間違いなく死ぬ事に2,3歩近づいた一年でした。

世の中には色々な病気があり、たまたま両親が健康で生んでくれ、運に恵まれていたのだと腹落ちするように感じました。
生きている事は当たり前ではないのです。

病気がちな人やパフォーマンスが上がらない人、ダイエットに苦労している人など健康を真剣に考える人や何かにチャレンジする人の勇気づける人になりたいですし、そういった情報を日々発信し続けます。

2021年8月再発しました。自己紹介はまだ続きます
2021年10月リンパ腫再発に際して素直に思う事